Torizon OSはQtとの完全なインテグレーションを提供
Toradexは、組み込みコンピューティングデバイスの最高のソリューションプロバイダーの1つです。当社のプロジェクトの1つでは、Apalis iMX6モジュールのカスタマイズされたキャリアボードを利用しました。評価キットのパフォーマンスが非常に満足できるものだったため、カスタムのキャリアボードを設計しました。
これは当社の主な要件だったのですが、Torizon OSはQtとの完全なインテグレーションを提供するため、Ubuntuの開発PCと充実したLinuxのエコシステムを利用するという便利な方法が実現しました。Toradexはこれまで常にフィードバックを歓迎し、開発者が継続的ビルドリリースにおける課題を克服するためのサポートを提供してくれました。Toradexの部署をまたがる意思疎通のおかげで、カスタマーサポートの品質が何倍にも向上しました。
従来型の組み込み開発と比較したTorizonコンテナの利点:
デバイスツリーオーバーレイを利用することで、さまざまなインターフェースを設定するのがかなり簡単になりました。柔軟なオーバーレイを介してハードウェア構成を変更することにより、インターフェース実行モジュールの稼働までに要する時間を短縮できました。
市場のSoCの大部分と異なり、開発マシンでコンテナを構築できることで、開発時間の大幅な最適化が実現しました。組み込みLinuxのイメージと必要なDockerコンテナを1つのイメージに組み合わせることができることは、この環境の一番の利点です。
アプリケーション実行のためのインフラストラクチャーの作成および保守管理に要する時間が劇的に短くなり、それにより、アプリケーション開発に集中できるようになりました。新しいアプリケーションを既存のディストリビューションに追加するのも、コンテナイメージをターゲットに読み込ませるだけで済みます。
さまざまなコンテナとコンテナに付与される権限(root/非root)の明確な分離によって製品のモジュール化が進み安全性が高まりました。これは、docker-composeファイルにたった1行追加するだけで達成できます。
Torizon環境では、モジュール型のシステム開発が可能になり、ポータビリティーと再利用性が向上しました。
developer@toradex.comのさまざまなトピックや問題に関する非常によく書かれた豊富な記事の数々も、開発の加速化に役立ちました。