【三菱ディスプレイ】第5「ハードウェア」

2020年6月1日月曜日

Display

はじめに

この5回にわたるブログ記事連載では、LVDSディスプレイの基礎的な概念について説明します。前回の記事では、Device Tree Overlaysについて説明しました。今回は、LCDディスプレイのハードウェアとケーブルに関して考慮すべき点について見ていきます。

ケーブルの情報

これまで必要なソフトウェアの変更について説明してきましたが、このほか、三菱のディスプレイとApalisキャリアボードの間を正常にインターフェイス接続するケーブルも必要です。

ここでは、Apalisキャリアボード(IxoraApalis評価ボード)に搭載されているLVDS コネクタとディスプレイの間に必要な接続設計について説明していきます。

今回は、同じコネクタを利用してLVDS信号だけでなくバックライト電力も提供します。このキャリアボードには、このピンに直接つながっている直流電源コネクタ、V_SUPPLY_FILT_SWがあります。

この例では、12Vの電力供給が必要なバックライト回路を搭載したディスプレイを使用しているので、このコネクタが供給する12Vの電力を直接使うことにします。

重要な注意事項:Apalisキャリアボードへ電力を供給する方法はいくつかあります。バックライトへも電力を送りたい場合は、正しい電源コネクタ(IxoraではX2、Apalis評価ボードではX35)を使用していることを確認します。正しいコネクタを使わないと、ピンに電流が供給されずバックライトが作動しません。

重要な注意事項:キャリアボードが幅広い範囲の入力電圧を受け付けるとしても、上記のコネクタは電圧変換を行わずにバックライトに接続します。LVDSコネクタを介してバックライト回路に電力を供給したい場合は、電力供給装置がバックライト回路の仕様内であることも確認する必要があります。

LVDS Cable

CN1は、三菱のディスプレイで利用できるLVDSシングルチャネル接続です。このピンアウトは、すべてのJAEコネクタディスプレイで共有されていることが確認できました(詳細は下記の通り)。

CN2は、バックライト関連のコネクタです。この接続は、内蔵バックライト回路を備えたディスプレイのみに適用されます。電圧の条件など、内蔵バックライト回路の必要条件を満たすことができない場合でも、同じディスプレイ/パネルで外部バックライト回路が搭載されたバージョンが存在する可能性は大いにあります。

CN3は、LVDSとバックライトを合わせた40ピンのコネクタで、ToradexはApalisキャリアボードでデフォルトで使用しています。このコネクタには、CN1に行くLVDS信号と、CN2に行くバックライト信号があります。

CN4は、2つ目のLVDSチャネルコネクタで、CN5は、2つ目のバックライトコネクタです。現在のApalisキャリアボードは数アンペアの電流を処理可能で、バックライトピン(ピン39と40)へは電源コネクタから直接接続されるため、直流から直流についての調整を行う必要はありません。この調整方法の詳細については、Apalisキャリアボードを独自に構築するユーザー向けのキャリアボードの回路図や設計ガイドを確認してください。

タッチスクリーンに関してですが、三菱のディスプレイは主にUSB-HIDコネクタとToradexのBSPに既に含まれているドライバを利用します。ディスプレイによりますが、このドライバは最大10本の指によるマルチタッチに対応することを確認しました。

タッチスクリーンの接続に関しては、USB終端のコネクタで別のケーブルを利用します。

USB Cable

LVDS信号とバックライトケーブルのピンアウトの詳細についてはこちらから 、また、USBタッチケーブルのピンアウトについてはこちらから、それぞれダウンロードできます。デュアルディスプレイ構成用に両方のLVDSチャネルを利用するピンアウトの詳細もまとめました。

まとめ

この連載記事では、ディスプレイの基礎について、またLinuxでの設定方法について学びました。何かご質問などがありましたら、Toradexのコミュニティに投稿してください。Toradexの専門家が喜んで回答いたします。


#Device Tree #LVDS Display
Author Alvaro Garcia、 トラデックスジャパン、技術営業部担当者

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